モンテッソーリ教育とは
子どもの深い観察から始めたマリア・モンテッソーリ
まず、モンテッソーリとは 人の名前です。今から100年以上前のイタリアで、初の女性医師でした。
多くの教育法が子育ての経験の積み重ねから生まれてきているのに対して、モンテッソーリ教育は、医学、生物学、心理学といった幅広い学問の土台の上に成り立っていることが最大の特徴です。
科学的なアプローチだからこそ、どうせ何もできないとか、何でもやらせればいい!というように子どもを大人の尺度である色眼鏡で見ることなく、目の前の子どもの観察から始まるのがこの教育の大きなポイントです。 子どもの深い観察と環境を通したアプローチを繰り返し、教育法を確立していき、その素晴らしい方法は 瞬く間に世界中に広がることとなりました。
「子どもはすべてのことができるように生まれてくるのです。もし、できないことがあるとすれば、物理的に不可能な環境にあるか、どうすればいいのか、やり方がわからないだけなのです」という言葉を残している通り、環境を整え、やり方さえ教えれば、子どもはなんでも自分でできるようになっている ということです。
子どもの“今”に寄り添い、自分ひとりでできるように手伝う これが、モンテッソーリ教育の本質です